品番の意味、親子関係、使用量と単位、変更時の運用を揃え、代表製品で確認します。登録件数だけで完成とは判断しません。
1. 同じものを同じコードで扱えるか
まず、図面番号、旧システムの品番、仕入先品番が何を表すかを整理します。同じ部品に複数コードが付いていないか、同じコードを異なる仕様で使っていないかを確認してください。名称の似ている品目を機械的に統合せず、材質・寸法・改訂・管理単位を照合します。コードを決める担当者と、変更を承認する人も決めておきます。
2. 設計の部品表と生産の部品表を照合する
TPiCSでは製品・部品に加え、作業や工程などもアイテムとして扱えます。ただし、どこまでアイテム化するかは運用設計の判断です。設計図面に表れにくい外注加工、支給、梱包、現場でまとめる中間品などを洗い出し、手配や実績を管理したい単位と照合します。親子関係の欠落、存在しない子コード、自分自身へ戻る構成なども確認対象です。
3. 使用量は単位とセットで確かめる
『使用量2』だけでは、2個なのか2kgなのか、親1個当たりなのか判断できません。親の基準数量、子の管理単位、購入時の単位、端数や歩留まりの扱いを明らかにします。長さ・重量から数量へ換算する場合は計算式と根拠を残し、未確定値を推測で埋めず、現場の確認事項として分けます。
4. 代表製品で確認し、変更の運用まで決める
最初から全品目を一括で完成させようとせず、代表製品について登録内容と想定する手配・在庫管理の結果を確認します。製品1個を作るときの部材と数量を、担当者が追える状態にすると差異を見つけやすくなります。さらに、設計変更時に誰が、いつから、どの構成を変更するかを決めます。具体的な登録画面や必要項目は、TPiCSのバージョン・採用機能に合わせて確認してください。
整備用の一覧表に残したい項目
移行元の値、採用する値、判断理由、確認担当、確認日を並べて残しておくと、後から修正理由を追えます。自動変換できるルールと、人が判断する例外を分けることも有効です。データを受け取るたびに別の判断で作り直さず、確定したルールを次回にも使える形で管理しましょう。
実務の確認例:単位と使用量を、代表製品で追う
製品Pを3台作り、1台に部品Cを2個使う例なら、部品Cの使用数量は6個です。まずは、この関係が元の部品表と登録する構成で一致しているかを確認します。
| 確認項目 | 例 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 親の基準 | 製品P 1台 | 使用量が何台当たりか |
| 子の使用量 | 部品C 2個 | 個・kg・mなどの単位 |
| 対象数量 | 製品P 3台 | 2個×3台=6個 |
例えば部品Cを「箱」で購入していても、構成の2が2個なのか2箱なのかで意味が変わります。購入単位と管理単位を分け、換算の根拠を確認してください。
上記は当社が提案する単位・使用量の照合方法です。歩留まり・丸め等を含まない架空例であり、TPiCSの実際の手配数を示す再現結果ではありません。実機で比較する際は在庫、ロット、所要量計算条件も確認します。
TPiCS-X 5.2の基本機能には、通常使用量・割り算使用量・固定使用量が示されています。使用量の数値だけでなく、どの方式を採用するかも確認します。
参考情報と適用範囲
本記事は当社が提案する一般的な確認方法です。TPiCSの機能分野は公式資料を参照していますが、個別環境での操作・設定・処理結果は実機確認が必要です。
- TPiCS-X 5.2 基本機能 ↗
アイテム/製品構成、統合マスター、ファイル入出力、数量換算という機能分野の存在。個別の設定・操作手順は利用環境で確認してください。 - TPiCS-X 5.2 製品紹介 ↗
マスター構成、ファイル入出力、Excel帳票などの機能分野を参照。個別環境での処理や操作は別途確認が必要です。